自分を認める。
頭でわかっていても、なかなか出来ないことの一つではないでしょうか。
人は認められることで自分の価値を感じられるものです。
子供が見て!見て!とお母さんから注目を得ようとするのも、認めて欲しいから。
子供の頃は周りの大人たちが構ってくれ満たされていたとしても、大人になってからは見てみて!なんて言えないですよね。
では、「認める」とはどういうことなのでしょうか?
自分を認められない理由
認めるとは「見止める」です。
自分を認めるとは、今の状況を逃げずに見つめ、今の自分を知り、受け入れることです。
私はこんなにがんばっている。
言いたいけど言えない自分 etc
せめて自分がわかってあげないと、誰が気づいてくれるのでしょうか?
認めるのに良い悪いは関係ありません。
大事なのは自分が何を感じ、思っているのかを知ることです。
それができて初めて、自分を認めるになります。
では、どうして自分を認めることが大事なのでしょうか?
■自分を認めて得られる事
自分を認められるようになると自分の置かれている状況が把握できるので、物事を考える心のゆとりができます。
また、自分で認められると人からの評価が気にならなくなります。
自分の状況がわからないから、自分がわからない。
だから不安を感じて、他人の評価を求めてしまうわけです。
それが誰かに認めてもらいたいという強い欲求へとつながります。
その結果、頑張って頑張って、頑張ってしまう。
一方、自分で自分を認められる人は、何を満たせばいいのかわかるので、精神的にも安定してきます。
だから粛々と物事をこなしていく事ができるのですね。
特に30代は、体力に加え、20代乗り切ってきた仕事に対する自信もあり、周りの友達との関係も変化していく中でもっともっとと頑張ってしまう世代。
生き方が自由になる反面、選択肢も増えるので葛藤も多く自分を保つには大変かもしれません。
20代に比べ責任感も乗り越えてきた経験もあって、弱音も吐けず「まだ大丈夫!」と頑張っていませんか?
そんな自分がいることを認め、時には止まって、自分の弱さも強さも見ことも大事ではないでしょうか?
それが「自分を認める」という事です。
今まで頑張ってきたから今日の自分がいるわけです。
そろそろそこに気づいてもいい時ではないでしょうか?
頑張ることしかできなかった過去の自分を卒業することは、今までの頑張ることしかできなかった自分から楽しめる自分に成長することです。
そうすれば今までと違った景色、新たな自分の魅力を開いていくことができるのではないでしょうか。
他人の評価の下の人生ではなく、自分の心が喜ぶ人生。
その方が楽しくないですか?
それが巡り巡って周りの人を笑顔にし、幸せにすることにつながっていくものです。
忙しくても、素直じゃなくても、自分を認めるのに抵抗があっても大丈夫(^^)
頑張ってきたからこそ誰もが通る道です。
どんな自分も否定せず、時には立ち止まって見る。
そんな風に、自分を認めるためにできることから始めてみてはいかがでしょうか?
そこから生まれる心のゆとりこそ、自分を満たし、自分の人生を自分で歩く力になっていくと思います。