結婚した周りの友達に比べ、独身の私はひとり。
仕事をしながら突入した30代、アラフォーと仕事をしている女性なら、心のどこかで孤独やさみしさを人知れず感じている女性も多いかもしれません。

ひとりと言うと、孤独で寂しいというイメージもあるでしょう。

しかし、孤独と一人は違います。
この2つの大きな違いは、その「方向性」にあります。

簡単に言えばひとりでいることが「楽しいか」「楽しくないか」です。

孤独を感じる時は、周りに誰かがいてもいなくても孤独を感じるもの。

結婚し、子育てをしている女性を見ると孤独感からは程遠いと感じるかもしれませんが、家族がいても、家庭があっても孤独を感じている女性もいます。それは自分が誰かに幸せにしてもらおうといった、幸せを他力本願に頼ったからとも言えるのではないでしょうか。

一方、一人というのは
ひとりカフェ、ひとり旅、ひとり飲みといったように、自ら選択し、楽しむが前提です。

自立しているからこそ、ひとりでいることに寂しさではなく、楽しさを感じるのですね。
一人の時間は自分を磨くには最適だと、あえて一人の時間を持つのが自立した女性の特徴の一つです。

私自身、孤独がテーマだった時がありました。
孤独感で押しつぶされ、誰も自分をわかってくれないと当時の私は思い込んでいました。
しかし、実際は自分が自分を責めていただけでした。

その経験が今の私を作ってくれました。
「人は孤独という経験があるから、自分以外の人との関わりを求め、その中で悩み、傷つきながらも学び、成長し、愛を与える人になれる。」

私自身が孤独を経験し、それを超えた経験から学んだことです。

孤独を感じる時は確かに辛いでしょう。
しかし、孤独は人を強くします。

孤独を知り、それを乗り越えた人こそ人の痛みや優しさが分かる人になれるもの。
だからこそ、人に与えることができるようになります。

あなたの周りで幸せそうに笑っている人、人の痛みがわかり、優しさを人に与えている人。
そういう人がいたら、おそらくたくさんの孤独や痛みを乗り越えてきた人だと思います。

では、孤独を乗り越えるにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、まず自分自身に感謝することです。

今日も生きていること、
働ける場があること、
住む家があること。

当たり前と感じることに感謝できるかどうかです。

誰も自分を必要としてくれない。
そう感じる事もあるかもしれません。

厳しい言い方ですが、誰かに必要とされたいのなら自分がまず必要とされる人になることが大切ではないでしょうか?

これは10年前の私に私自身が感じたことです。

孤独をどう乗り越えたかと聞かれますが、周りを責め、自分を大切にしていなかった事に気がついたからです。
私自身のその経験から、30代の独身女性が同じように一人で孤独に押しつぶされて欲しくない。
その思いから、女性同士が集まれる場や女性が自立し輝くためのお手伝いをしています。

必要とされる人とは、自分自身を大切にしている人です。

そこでようやく自分を見つめ、自分が持っているものに気づき、それを人に与えていくことができるようになります。
人に与えることのできる人は、人から必要とされる人となります。

孤独を乗り越えることで、一人を楽しめるようになり、結果、自立につながります。

一人読書、一人カフェ、一人旅に一人飲み・・・
独身だから、自分だけだからできる贅沢なことでもあります。

一人で過ごす究極の贅沢な過ごし方、自分を高めるためには最適だと思います。

一人の時間を楽しめる人は、人との時間をより楽しめる人。
自分を楽しめるおとな女性、とっても素敵だと思いませんか?

気温も落ちつき、心の速度も落ち着く秋。
自分を磨く時間、増やしてみてはいかがでしょうか?

今経験していることがいつかの誰かの役に立つ時がきっと来ると思います。
今日も自分を大切にする温かい一日となりますように。