この記事を読んで下さっている皆さんの中にも、まさに今探しているという方が多いのではないでしょうか。
自分の事なのに自分が何をしたいかわからない・・・
それはなぜなのでしょうか?
過去の私自身、何がしたいかわからず自分探しをした一人でした。
色々な場所へ行き、色々な職場を経験し、本を読み、セミナーも行きました。確かにそれなりに学びはありましたが、自分が何をしたいかという答えは見つかりませんでした。
自分が何をしたいかわからないのは、今まで受け身で生きてきたからです。
つまり、自分で考え、選択するという経験をしてこなかったからです。
それはあなたのせいではなく、親や学校など与えられた環境の中、言われた事をこなし、困ったら助けてくれる環境だったという事です。今まではその必要がなく生きてこれたという事であり、自分を責める必要はありません。
例えば、自分で考え、選択する経験をするというのはこのような感じです。
子供の頃にプロ野球選手になりたいと思う⇒プロになるためにどうしたら良いか考え、練習が必要だ!⇒そのために遊びより練習する事を選ぶという事です。
残念ながら、自分探しをしてもやりたい事は見つかりません。
自分が何をしたいか見つけたいのであれば、まず自分で考え、選択する事ができる人になることが大事です。
多くの人は、社会に出て30歳頃から自分の人生の方向性を考えはじめ、このままでいいのかと急に不安になります。特に独身女性は、今まで仲の良かった友達が結婚や出産を機に自分とは違う生き方をしていく事に焦りを感じる事もあるでしょう。その中で、自分はどうしたらいいのかと初めて自分に向き合うタイミングになったという事です。だからこそ、自分探しではなく自分を知るために考え、選択する力を持つ事です。
毎日をもやもや過ごすのも、スッキリ過ごすのも自分がどう生きるかという選択次第です。頼る前にまず自分で考え選択してみる。どんな選択でも、自分で選んだ答があなたにとっての答です。自分の出した答を信じる力を持つことも、自立した人になるための大切な要素ではないでしょうか。
何かしたいと思う気持ちがあるという事は、人に与える事ができる価値を持っているという事です。今は何もないと思っていても、価値のない人はいません。今は何ができるかわからなくても、今できることを全力でやる。この積み重ねこそ、私はこれをやりたい!という自分になるための近道です。
何かしたいという気持ちを持っている自分を信じてあげましょう。
大切なのは止まらず、前へ進み続ける事です。