皆さんは、今のお仕事にやりがいや楽しさを感じていますか?
1日の多くのウエイトを占める仕事、
できれば楽しいに越したことはないですよね。
毎日同じ繰り返しとか、
自分がやっている仕事に意味が見いだせないとか、
色々感じることもあるかもしれません。
では、
どうしたらやりがいを見つけることができるのでしょうか?
今日は「3人のレンガ職人」というイソップの童話をご紹介します。
旅人が、町を歩いていると、
気難しい顔でレンガを積んでいるレンガ職人に出会いました。
旅人は、その男に「何をしているのです?」と尋ねました。
「見た通り、レンガを積んでいるんだ。
毎日朝から晩まで、レンガを積まないといけなんだ。」
「何でこんなことを毎日やらなければならないのかついていない。」
と職人は言い、
旅人は慰めの言葉を残し、また歩き始めました。
すると、今度は一生懸命レンガを積んでいる男に会いました。
「何をしているのですか?」と旅人が尋ねると、
その男は「ここで大きな壁を作っているんだ。
大変な仕事だけど、いい賃金がもらえるからやっているんだ。
これが俺の仕事さ。」と答えました。
旅人が「大変ですね」と声をかけると、
「なんてことはないよ。
俺が家族を養っていられるのはこの仕事のおかげだ。
この仕事があるから家族が 食べていける。
大変なんて言ったら、バチが当たる。」と答えた。
旅人は、励ましの言葉を残し、また歩き始めました。
しばらくすると、
今度は活き活き楽しそうにレンガを積んでいる男に出会いました。
旅人は興味深げに「何をしているのですか?」と尋ねました。
すると男は、
「俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を作っている。」
と答えた。
旅人は、
「それは大変ですね」といたわりの言葉をかけると、
「とんでもない。この大聖堂は完成したら多くの人の心のよりどころとなり、
たくさんの人の悲しみを喜びに変えるんだ。
だから、とても光栄なことなんだ。
と答えました。
この童話から何を感じたでしょうか?
3人は同じ、レンガを積むという仕事をしています。
同じ質問をしたにも関わらず、
返ってきた答えはそれぞれ違う・・・ 一体なぜなのでしょうか?
次回は、3人の違いについてお届けします。